結婚の準備にほとんど全ての頭と時間を使っていた日々がようやく終わりました。
2011年4月17日。
本当に幸せで、現実と思えないくらい楽しい1日でした。
3月11日の震災で亡くなった方や怪我をされた方は幸いにも身近に
いなかったのですが、二人で住む準備を90%くらい終えていた
彼のアパートは津波で流され、父の実家は原発から5km圏内だったため
親戚6人が避難生活になりました。
余震と電力不足と食料の供給不足のため式場からも延期を勧められた
時期があったり、彼側の主賓の方2人もアパートを流されていたり…。
このまま結婚式をやっていいのか、危険がある中人を集めていいのか、
みんな来たくないんじゃないか…本当に悩みました。
けれど両親や友人の温かい言葉に励まされ、被災者の方も全員が出席すると
言って下さいました。 こんな中皆さんが来てくれるなら精一杯おもてなしを
しようと決意して、遅れてしまった準備を必死に進め当日を迎えました。
当日はお天気に恵まれて、余震も無く無事全てを終えました。
緊張感が大きく、泣く事はありませんでしたが、幸せいっぱいの
夢のような感動的な一時でした。
結婚式をするまで、私はどうせ私の事なんか誰も興味ないよ
くらいに思っていました。 でも本当にたくさんの人が私達を心配して
気遣ってくれて、笑顔で祝ってくれて…。
素晴らしい方々に囲まれてなんて自分は幸せなんだろうと実感しました。
これからは今まで以上に自分と関わっていてくれる方々を大事にしたい…
強くそう感じた1日になりました。
全ての列席者の方々、式場のスタッフの方々、支えてくれた友人達、
親族、両親。
そして生きていてくれた彼…。
今の感謝の気持ちをずっと忘れずにいたいです。
本当に心からありがとう。これからもみんなが幸せでいられますように。